「いいね。いいねいいね。」「泥粘土の人形」「ピングーね。」  2018年11月25日(日)公開

12回目の今回は、新井さんの洗濯物待ちの時間を使っての収録でした。相変わらずの落語ネタからスタートする今回、前回までのリアルタイム入力によるテクノ風(ロッテルダムテクノ風←上妻が言いたいだけ)から一変しあらいさんの「俺、ギター弾きたい」という意思によりBGMが素敵なギターのインストになっています。

オープニングトークでは「五丁目新聞をまた作る」という話からはじまり、新聞のあらいさんのコーナー名がまだないので何にしようかというような話や、あらいさんが最近買った本:町田康さんの『ギケイキ2: 奈落への飛翔』(河出書房新社、2018)についてお話ししています。

一度来てしまうと何通も来てしまう「お悩み相談コーナー」ではラジオネーム:おばけナイターさん(41歳)からのお悩み:ゴミの不法投棄、ゴミ捨て場を荒らすカラス、その被害を受ける相談者さんの車についてのお悩みについてイリュージョン(©立川談志)しています。

ちなみに、冒頭の「俺が死んでる」は恐らく粗忽長屋からの引用だと思われます。浅草観音詣でに来た八五郎が、身元不明の行き倒れを同じ長屋の熊五郎だと言い、長屋に急いで戻った八五郎が「お前が死んでいたよ」と熊五郎を説得します。とまぁ云々があって、八五郎に言いくるめられて、熊五郎は自分が本当に死んだのだと納得してしまいます。熊五郎は自分の死体を引き取るために八五郎と連れ立って浅草向かう…という話です。「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺は一体誰だろう?」というさげが奇しくも、今回のお悩み相談コーナーの応えに実は近いかもしれません。

今回の「90年代のハードロックやヘヴィメタルを聴こうのコーナー」は…

今回の一枚は、アメリカのハードロック・バンドのグレイトホワイトの5枚目のスタジオアルバム、『フックド』です。日本では1991年3月6日に東芝EMIから発売されています。

Billboard 200で最高で18位ですが、Swiss Albums Top 100でも5位といかにもアメリカな音の割になぜかスイスでバカ売れしています。ちなみに日本ではオリコンチャート39位が最高位でした。”Congo Square”、”Desert Moon”、”Call It Rock n’ Roll”がシングルカットされており、”Call It Rock n’ Roll”のみがBillboard Hot 100で53位にチャートインしています。と、まぁ、何となく中途半端な印象ですが、アメリカとカナダでゴールドディスクの認定を受けています。

プロデューサーは当時のガンズアンドローゼズのマネージャーAlan Nivenと、エンジニア・プロデューサーで過去のグレイトホワイトのレコーディングにもメンバーとして参加しているMichael Lardieの共同プロデュースです。

「クッパ。マリオに出てくるやつ。ブォブォってやつね。」 2018年11月15日(木)公開

毎回お悩み相談が来ないため、フォームが壊れているかと思いなんどもテスト送信を繰り返していた上妻のもとにとうとう、お悩み相談のメールが届いたため、誰も聞いてないかもしれないという不安から11回目にして脱することができた今回。

あらいさんがキウイとパパイヤ-マンゴーズの海外(韓国)ツアーで体験した、おしゃれカフェでコーヒーを飲んだり、おしゃれカレー屋でカレーを食べたりした話や、2日間でハッシー&theアラビアンナイターズの新作のレコーディングをしてきた話などをしています。

そしていよいよ匿名希望(44歳)さんからの「お悩み相談」に私たちが応えています。「こどもを一喝で静かにさせてみたい」という家庭内のヒエラルキー最下層にあるお父さんからのお悩みについて考えています。宇垣美里アナ言う所のソリューションというより故・立川談志師匠の言う所のイリュージョンに近い雰囲気が漂っています。

今回は途中でthe pillowsの新曲や新譜聞いてみたりしています。相変わらず伝えるのが下手くそな上妻が、愛するがあまりに喋りすぎています。

今回の「90年代のハードロックやヘヴィメタルを聴こうのコーナー」は…

今回の一枚は、アメリカのハードロック・バンドのカトマンドゥの最初で最後のスタジオアルバム、『カトマンドゥ』です。日本では1991年2月21日にEPICソニーから発売されています。

歴史に残るようなアルバムではないらしく、WIKIを探しましたが、FASTWAYという元モーターヘッドのエディ・クラークと元UFOのピート・ウェイによって1983年に結成されたNWOBHMヘヴィメタルバンドの所にちょろっと出てくるだけですし、ひとまず海外のWIKIを調べると確かにFASTWAYの項目の中に記載があります。エディ・クラークとピート・ウェイと聞けば、まぁ何となく「へぇ。そうなんだ。」という感じはあるかと思います。そのFASTWAYのヴォーカルだったDAVE KING(vo)とKROKUS、ASIAそしてGOT⊥HARDのギタリストだったマンディ・メイヤーが中心となって結成したバンドがカトマンドゥです。B!誌のレビューをまとめると下記のような感じです。

  • 「1990年は亜流が主役を目指した年だった。勿論、力量・個性がないから端役にもなれず、単なる通行人役に終わったが…。その一方で、異彩を放ったグループもいくつか出現したが、変わり者扱いされただけという事実もあった。(中略)KATMANDUのサウンドにも強い個性がある。亜流好きには無理だろう。」(酒井)
  • 「とてもシンプルな作りのくせに、心に熱く広がっていくのはデイブのハート&ソウル(C YOKO HAYASHI)のせいなのか。勿論マンディ・メイヤーのギターの繊細な音とフレーズも彼らの大切なサウンドの要素。でも、何かムズカシくなくていいよ、コレ。これも1つの原点でしょうかね。」(大野)
  • 「この作品が本当に始まるのは4あたりからだ。曲が進む毎に、マジに深みにはまっていく。(中略)各プレイヤーの技量も申し分なく…、やはり何よりもすごいのはデイブ・キングの“歌”だ。」(増田)

とはいうものの、wikiには詳しい情報はないのですが、日本の個人サイトではよく取り上げられていて、一様に「日本だけでヒットしたアルバム」と評されています。次回のグレイト・ホワイトと比べるようなバンドではないのですが、こちらもヴォーカルがプラント系です。もっともジャック・ラッセルより線が太い。こちらの方がより雄雄しい感じです。ハードロック好きにはこちらの方が強くプッシュできます。あと、ベースが黒人の方なので、というとステレオタイプに聞こえてしまいますが、どことなくファンキーです。でも全然悪くない。俺もですね、最初から聞いててつまんないアルバムだなーと思ってたのですが、確かに4曲目あたりから、これ、すげーいいじゃねぁか、という感じになってきます。オススメです!

1991年の2月は日本でいうと、森口博子[9thシングル] 『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』、小田和正[6thシングル] 『Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に』光GENJI[12thシングル] 『風の中の少年』、Mi-Ke[1stシングル] 『想い出の九十九里浜』などが発売されています。