前回(第19回)の「90年代のハードロックやヘヴィメタルを聴こうのコーナー」で鑑賞したU.D.O.の「TIMEBOMB」の興奮冷めやらぬ第20回目。
オープニングでは、上妻が子どもを押しのけてまで、エアチェックしているBS12 トゥエルビの『ザ・カセットテープ・ミュージック』のお話をしています。フリッパーズやピチカートがレコ屋で(レコスケくんのように)「DIGすること」にもたらしたパラダイムシフトについて、スージー(鈴木)さんが親切丁寧に説明してくれた回のお話をしながら、「渋谷にゃカラスとお店が多いから くみ取り便所に潜伏中なのだ」(電気グルーヴのCafe de 鬼(顔と科学))の「渋谷」について回想しています。wombで「STERNE」もやってないし、宇田川町にはCISCOもない。でも渋谷には最近ギター屋が多い…しかし運悪く上妻がニコニコギターズに行くと必ず定休日という話をしながら、ギターつながりで、板橋のDream’s Cafeで見た”安室奈美恵ちゃんと同期の”王様の話をしています。ちなみに王様のご子息がベースを弾いているバンド:ステレオガールについても王様が上妻に教えてくれました。また、王様に謁見したいと思いました。
本編では、ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7弾作品:映画『カメラを止めるな!』について、お話をしようかと思っていたのですが、いつの間にかウォーキング・デッド』(原題:The Walking Dead) についての「緊張させるだけであまり話が前進しない」「ゾンビより人間が怖い」「ゾンビよりインフルエンザが怖い」などのいい加減にしろという愚痴に…。ゴジラやキングコング、『フランケンシュタインの花嫁』のようにルックがいい、普段見れない、ものを見に行くのが映画という点では、確かに、『カメラを止めるな!』の顔がいい「おばちゃん」は映画的であるというような話をしながら、とって付けたように『Thir13en Ghosts』(監督:スティーヴ・ベック、2001年)や『平成狸合戦ぽんぽこ』(監督:高畑勲、1994年)(と狸そのもの)について話をしています。
【40分20秒あたりから】今回のお悩み相談コーナーは…
https://youtu.be/8Zjn5GfwxTc
できたて食パン大好きママさんからの「自分の実家と旦那さんの実家の居心地」のお悩みについて、ムスタング、ダッジ、ゲレンデ、ジャガー(xj)、カイエン、フィールダー、クラウン、クラウン、エスクワイア、ステップワゴン、アルファードなど、徳大寺有恒や小林旭の「自動車ショー」かと思うような視点から、そんな車を買わない二人が答えています。
【58分30秒あたりから】今回の「90年代のハードロックやヘヴィメタルを聴こうのコーナー」は…
https://youtu.be/kkKXRyhYAyw
今回の一枚は、アメリカのハードロックバンドスキッド・ロウの2枚目のスタジオアルバム、『スレイブ・トゥ・ザ・グラインド』です。日本では1991年6月18日にMMGから発売されています。
スキッド・ロウはボン・ジョヴィの前身となるバンド、ワイルド・ワンズのメンバーだったギタリストのデイブ・スネイク・セイボと、ベーシストのレイチェル・ボランが中心となって結成されたため、何かとボン・ジョヴィとの関係性について語られますが、音楽性という点ではこちらの方がよりハードロック然とした印象があります。まぁ、メタルとかハードロックが好きな人なら知らないはずがないこのアルバムを今回は鑑賞しました。
“Monkey Business” 、”Slave to the Grind”、”Wasted Time”、”In a Darkened Room”、 “Quicksand Jesus”の5曲がシングルカットされていますが、全米ナンバーワンシングルみたいなものはないのですが、アルバムとしては、US Billboard 200で1位を獲得。アメリカでは200万枚のセールスがありダブルプラチナムの認定を受けています。また、日本でもオリコンチャートで最高3位を記録しています。
年明けからやややることが多く、リサーチ不足ですが、豆知識としてジャケットのアートワークはヴォーカリストのセバスチャン・バックの父親が担当し、4面から構成されている一見中世風の壁画は、よく見ると現代的なガジェットが描かれているのも、案外見落としがちなポイントかもしれません。
バーンのレビューをまとめると、「メンバー全員の音楽的実体験や現代の若者の情感などが混然一体となってヘヴィな陶酔を感じさせる。(中略)デビューアルバムとの違いは、楽曲等を含む音楽的な幅が狭まったこと。」(酒井 81)、「”売れ線死守の義務”を微塵も感じさせない、ヘヴィでアグレッシブな作品に仕上がった。(中略)大半がヘッドバンギングが似合うような強力なナンバーばかり。(中略)バンドの中での”静”と”動”とのコントラストがより明確になった。」(増田 91)、「②のヘヴィさ、⑩のカッコよさには文句なく拍手を贈りたいし、バラード3曲以外は実に荒々しくて彼ららしい。」(広瀬 88)「コンパクトで分かり易い、ある意味でポップな楽曲を指向し、スタイリッシュなイメージを気にしながらも、走り出すと加熱して細かいところなんてどうでもよくなってしまうという、スキッド・ロウの本質を思い知らされる作品。」(平野 94)
プロデューサーは、前作に続き、Wagener has produced or mixed platinum selling albums by Mötley Crüe, W.A.S.P., Overkill, Accept, Great White, Stryper, Poison, Keel, Alice Cooper, Lordi, Extreme, Megadeth, Janet Jackson, Ozzy Osbourne, Dokken, Metallica, White Lion, and Skid Row.、説明不要のマイケル・ワグナー。
1991年の6月日本では、 B.B.クイーンズ[3rdシングル] 『ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜』、槇原敬之[3rdシングル] 『どんなときも。』 、 Mi-Ke[3rdシングル] 『ブルーライト ヨコスカ』、JITTERIN’JINN[5thシングル] 『帰っておいで』などがリリースされました。
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