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「バレンタインおめでとうございます」ではじまる第134回。コミケの既刊が山積みになるみたいな生々しい創作の現実から入って、バレンタインの妙な不穏さを経由して、『閃光のハサウェイ』の映像や音の手触りに行き、最後はヘーゲル美学まで届いてしまう。普通なら散らかりそうな話題が、全部「内面ってどう表れるのか」という一本の線でつながってるというわけです。はい。
オープニング
冒頭のバレンタインの話も、単なる季節ネタじゃないんです。手作りチョコの裏に毒物混入サスペンスを幻視するみたいな、日常をそのまま信じない視線があって、その違和感がそのまま『閃光のハサウェイ』批評につながっていく。とくにガンズの『Sweet Child O’ Mine』が鳴ったときの、あの妙な終わった感、カタルシスですね。あれを、ただの挿入歌じゃなくて、身体でくる感触として捉えてるのが面白いんです。一方でギギ・アンダルシアの人物造形にはかなり冷たくて、古典的すぎる男女像の雑さに違和感を突きつけている。このへん、結末のネタバレじゃなくて、作品の肌触りそのものを批評しているのが上手いんですよね。
オープニング・キーワード
- 機動戦士ガンダム
- 閃光のハサウェイ
- ネタバレなし
- ギギ・アンダルシア
- 富野由悠季
- ガンズ・アンド・ローゼズ
- 映画批評
- バレンタインデー
- 手作りチョコ
- 西村京太郎サスペンス
- アニメ批評
- コミケ
- 既刊
- サブカルチャー
あらいごうゼミ:ヘーゲルの『美学講義』第二章 音楽(一 音楽の一般的性格・二 音楽の表現手段の特質)【新井ターン】
「あらいごうゼミ」では、ヘーゲルの音楽論が扱われます。ヘーゲルは、音楽をいちばん内面に近い芸術だと考えるわけですが、その理由が面白くて、音って鳴いた瞬間から消えていくじゃないですか。外に固定されず、生成と消滅を同時に抱えている。だからこそ、抽象的な主観性、つまり内面の表現にふさわしいという話になる。さらにリズム、和声、メロディという要素を通して、不協和音すら精神の対立や痛みとして読む。で、それを乗り越える運動がアウフヘーベンみたいに見えてくる。つまり音楽そのものが、精神の弁証法として理解されているわけです。ここを現代の感覚で読み直してるのがすごく面白かったです。
あらいごうゼミ・キーワード
- 美味しんぼ
- ヘーゲル
- 美学講義
- 西洋哲学
- アウフヘーベン
- 止揚
- 弁証法
- 不協和音
- 哲学
- 和声学
- 長谷川宏
- 翻訳
- 音楽の三要素
- 主観性と客観性
- 芸術理論
エンディング
最後のエンディングでは、難しい文献をどうやって短いトークに圧縮するか、という知の裏側も語られます。詳細なメモより、電車の中みたいな負荷のある環境で、ページの位置ごと身体で覚えるという話が出てきて、これが面白いんです。知識を外に保存するんじゃなくて、自分の中に沈めていく感じなんですよね。しかもヘーゲルを情報としてじゃなく、「文章の味」として読むと言う。この姿勢がすごく大事で、結局この回は、サブカルと哲学の話をしているようでいて、知識をどう自分の声に変えるか、という話まで行っている。そこがこの回のいちばん楽しかったところだと思います。
エンディング・キーワード
- 身体的読書
- 場所法
- 記憶術
- 知識の圧縮
- ポッドキャスト
- 制作
- ドキュメンテーション
- アウトプット術
- 要約スキル
- 知的生産の技術
- 文学的読解
- 独り語り
- 表現術
告知など
最後に、告知です。🌟銀河美味しんぼ学会、次は 2026年3月8日(日)開催の「サンシャインクリエイション 2026 Spring」 に出展します。会場は 池袋サンシャインシティ ワールドインポートマート4F A23ホール、時間は 11:00~15:00。2巻を読むと1巻もつい読みたくなる、いつもの雑談をそのまま持っていきます。当日はぜひ、♭遊びに来てください。📚✨
というわけで……今回もお時間の許す限り、どうぞ最後までお付き合いください。
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