今回は、テレビ番組「寺内ヘンドリクス」などの思い出を語りながら、夏の特別企画「ベンチャーズを弾こう、聴こう」を提案しました。ベンチャーズの「10番街の殺人」を今後練習して、夏の間になんらかの形で公開しようと思っています。

「90年代のハードロックやヘヴィメタルを聴こう」では、RATT(ラット)の5枚目のスタジオアルバム、ディトネイターを鑑賞しました。アメリカでのリリースは1990年8月21日、日本では同年9月10日にMMGから発売されています。全米チャート最高23位で、最終的には50万枚以上の売り上げがありゴールドディスク認定されています。

前作までのボー・ヒル体制を改めて新規一転。プロデューサーはサー・アーサー・ペイスンですが、楽曲制作に、ヒットメーカーのデスモンド・チャイルドが起用されています。

デスモンド・チャイルドはこの時期に、ボン・ジョビの1986年「リヴィング・オン・ア・プレイヤー」や「ユー・ギブ・ラブ・ア・バッド・ネーム 邦題:禁じられた愛」、エアロスミスの再生期に当たる、『パーマネント・ヴァケーション』や「パンプ」などで「デュード」や「エンジェル」などのヒット曲を量産しています。

ちなみにギタリストの故・ロビン・クロスビー(享年42歳)は、身長が2m近い巨漢だったため、ニックネームが”KING”とよばれていました。メガデスのデイブ・ムステインが使用する「Jackson King V model」のKingは彼の愛称のkingからとられたものです。

1990年8月は日本でいうと、チェッカーズの8枚目のアルバム『OOPS!』森口博子8枚目のシングル『恋はタヒチでアレアレア!』長渕剛の12枚目のアルバム『JEEP』、JITTERIN’JINNの4枚目のシングル『夏祭り』が発売されています。